ボタニカルシャンプーのトップランナー「ボタニスト」から新シリーズ「ダメージケア」がでました。
ドラッグストアのプチプラ市販品だけに「植物由来」をアピールしてはいても、ほんとうのところどうなの?と気になっておりまして。
行きつけのマツキヨで、お試しパックを売っていたので、使うことにしました。
40代女性が頭皮シャンプーでケアして伝えたいこと
1.ボタニストダメージケアシャンプーの効果は?うねりやパサつきは?
ボタリストダメージケアシャンプー+トリートメントを1回使い、前後の髪を比較しました。
▲ボタニストダメージケアシャンプー【使用前】
▲ボタニストダメージケアシャンプー【1回使用後】
「ボタニスト史上最高峰のダメージ修復力」と、アピールしているだけあって、1回の使用でも、髪の毛がキレイに見えるようになりました。
ただ、この「ダメージケア」と言う表現も曲者でして。
「今あるダメージをうけた髪を、補修成分で修復しましょう」
といった「髪の毛のダメージケア」であって
「頭皮を健康にすることで、生えてくる髪の毛を健康にしなやかにしましょう」
といった「頭皮のダメージケア」ではありません。
※ボタニストのスカルプシャンプーは、別に存在します。
頭皮のことは気にしていなくて、とにかくダメージを受けた髪の毛を修復したい!という方には、ありでしょう。
2.ボタニストダメージケアシャンプーの費用はどれくらいかかる?
毎日使うと、どのくらいの経費かかるか?コスト(目安)を計算しました。
※公式サイトに使用目安がないので、200mL=一ヶ月として計算しました。
通常価格(税込) | 使用目安 | 1ヶ月当たりのコスト | |
---|---|---|---|
ダメージケアシャンプー(490mL) | 1,512円 | 約2ヶ月半 | 605円 |
ダメージケアトリートメント(490g) | 1,512円 | 約2ヶ月半 | 605円 |
ドラッグストアの市販品だけあって、シャンプー+トリートメントで千円ちょっと/月で使うことができます。
このお値段なら、それほど実感がなくとも許せます。
3.ボタニストダメージケアシャンプー+トリートメントの使用感をレビュー
「植物由来のシャンプー」というと、天然由来のむせ返るような香りに癒されつつ、癒されながらヘアケアをするイメージがあります。
ドラッグストアのプチプラ市販品で、そんなことが実現可能なのか?実際に使った使用感を、レビューします。
3-1.ボタニストダメージケアシャンプーの口コミ
ボタニストダメージケアシャンプーは、透明褐色で、さらっとした触感です。
手にとると、甘めのお花の香りがうっすらとはします。
が「ボタニカル」=「植物や、天然精油の香りで癒される」といった期待はしないほうがよいでしょう。
泡立てネットで泡立てると、密度の濃い泡がこんもりと立ち上がります。
泡立もちがよく、頭皮や髪の毛を洗っている間中、泡がクッションの役目を果たしてくれます。
ぬるま湯で洗い流すにつれ、指通りが重くなっていきます。
ボタニストダメージケアシャンプーは、ノンシリコンなので指通りのよくなさは、しょうがないのかも知れません。
石けん系の洗浄成分が配合されているためもあり、きゅきゅっとした洗い上がりです。
ノンシリコンで、この洗い上がりなら・・・トリートメントに期待!プチプラだしね!ってな感じです。
3-2.ボタニストダメージケアトリートメントの口コミ
シャンプーのあとの指通りの重たさを、トリートメントで補えたらよいですよね。
と、思いつつボタニストダメージケアトリートメントを手にとると、ヌチャとした何とも言えないテクスチャにテンションが下がりました。
ボタニストこだわりの「ダブルフレグランス」で、シャンプーとは異なるお花の香りが、ぼんやりとします。
ボタニストさんの公式サイトには「2種類の心地よい上品な香りが優しく包み込み、優雅なバスタイムをお楽しみいただけます。」とありますがっ。
うっすら、ぼんやりとした香りでは「優雅なバスタイム」にはならないでしょう。
髪先を中心にボタニストダメージケアトリートメントをつけていくと、髪の毛がしっとりしてきました。
洗い流すと、シャンプー後とはうってかわって、指通りがよくなりました。
成分表示の記入されている順番から推測するに、「シリコン」でコーディングしたり、皮膚に吸着し、刺激になり得るカオチン界面活性剤の修復力のおかげでしょう。
もちろん、植物エキスのオイルもきちんと配合されていますが。
ご使用方法に
- 適量を中間〜毛先を中心にもみこむようになじませてください。
- 髪の根本から塗布すると、ベタつきの原因になるので、毛先中心のケアを心がけてください
とあるのは、そうした吸着、残留による刺激を考慮しているのかも知れません。
ドラッグストアで市販されている手軽さ、プチプラ価格を考慮すれば、この洗い上がりはコスパがよいでしょう。
頭皮のことは気にしておらず、髪のダメージが気になる方には、ありでしょう。
4.ボタニストダメージケアシャンプー+トリートメントは、店舗で購入できますか?楽天、Amazonは?
マツモトキヨシ、サンドラッグなどのドラッグストア、コスメショップなどで広く市販されています。
通販ではAmazonでは現在扱いがないようです(2018年10月現在)
5.ボタニストダメージケアシャンプー+トリートメントの成分を解析
配合されている成分自体は、プチプラなのに、髪の毛によい成分が配合されています。
ただ「植物由来」アピールをしているわりに、洗浄成分は一般的なアミノ酸系のシャンプーと変わらない気もしまして。
(それでも、かなりよい洗浄剤が配合されているようです)
プチプラなのにすごい!とは思うのですが、アピールポイントとの違いが気になったので、解析しました。
5-1.ボタニストダメージケアシャンプーの全成分
ボタニストの公式サイトでは、洗浄成分は、下記のようにアピールされています
植物系※&せっけん系成分を配合。汚れを浮かせて落とし、弱酸性で優しい洗い心地です。
※ソープナッツ(サピンヅストリホリアツス果実エキス)、サボンソウ(サボンソウ葉エキス)
それは嘘ではないのでしょうが、成分表示の表示順から察するに、下記が主たる洗浄成分の気がします。
- ココイルメチルタウリンNa(アミノ酸系)
泡立ちがキメ細かく、脱脂力も適度にあり、ツッパリ感もないので、シャンプーによく使われる成分 - ラウロイルメチルアラニンNa(アミノ酸系)
適度な洗浄力と脱脂力があり、弱酸性で起泡力や透明性もよい - コカミドプロピルベタイン(ベタイン系)
低刺激で柔軟性があり、洗浄効果とリンス効果を併せ持っているので、トリートメント効果の高い洗浄製品に配合される - ラウレス-4カルボン酸Na(石けん系成分)
低刺激で比較的洗浄力が強いので、乾燥には注意が必要
「ラウレス-4カルボン酸Na(石けん系成分)」の洗浄力が気になると言えば、気になりますね。
5-2.ボタニストダメージケアトリートメントの全成分
シャンプーはノンシリコンですが、トリートメントには典型的なシリコン「ジメチコン」が配合されています。
他にも修復力が優れる一方で、肌への吸着、残留が刺激になりうる成分が配合されいます。
もちろん、植物系の補修成分もたんと配合おりますが。。。
求めているものが「頭皮ダメージのケア」ではなくて「髪のダメージケア」なら、ありでしょう。
※使用感は毒女の個人的な感想であって、効能効果を保証するものではありません。
※気になるようなら、あなた自身でお試しすることをおすすめします。
※ひと月あたりのコストは、公式サイトの使用目安を参考に計算しています。
※公式サイトに使用目安がない場合は、他社シャンプーを参考に計算しました。